「視点・視野・視座」②

濵桜コンサルティングの濵野芳裕です。

今日は
前回の視点に続いて、
視野と視座のお話です。

これも
物の見方、捉え方、考え方の中でも
重要な要素になります。

まず視野についてです。

視野とは、
どこまで見るかです。

視野が広いほど、
いろんなものが見えるので、
自分の判断基準が増えます。
 
判断基準が増えると、
そこからより、たくさんの
打ち手が考えられたり
やれることが増えてきます。

だから視野の広さも
仕事の質につながってきます。

この視野の話をするときに
面積的なことをよく言いますが。
面積だけではありません。

実は、時間軸の中で
短期長期ということで
時間的なことにも当てはまります。 

1か月後、半年後、1年後
みたいな感じで

時間軸の中で、
どうなっているのが良いのか
そのためには、
今、何をするべきなのかと考えていく。 

あとは
短絡的に目先の仕事を
するだけではなくて

その仕事の先の目的まで見て
目的を把握して仕事をすることも
視野を広げていくことです。

視野は
面積的にも広く
時間軸を伸ばして
広く先まで見ていくことが
重要です。

最後に視座についてです。

視座は
あまり聞きなれない
言葉だと思いますが、
私はこれが、
「視点・視野・視座」の中でも
特に重要だと思っています。

視座は何かというと
どこから見るかです。

どの人の立場で見るかです。

当然、
人はそれぞれ見ている場所が
違います。 

だから
同じものを見ていたとしても
見えているものが
違う可能性があります。

よく世の中で
お客様視点と言いますが、
実は、
この視座のことを言っています。

お客様の視座から
物事を見たらどうなのかということを
考えていくことが重要です。
それが、お客様視点です。

あと視座は、
虫の眼、鳥の眼、魚の眼という
言い方もします。 

よりフォーカスを当てて、
より細かく具体を見ていくのが虫の眼。 

鳥の眼というのは
よりズームを引いて広く見ていく。
俯瞰で見るということです。

近くで見るのと、引いてみる。 
あとは第三者として見るのも
視座の違いです。 

魚の目とは、
潮の流れや干潮満潮という
「流れ」時間軸で流れを読むことです。

あとは魚なので、
深く潜って見る。
物事の浅い部分と深い部分まで、
見て捉えていくことです。

これらはすべて視座の違いです。 

仕事をしていく上で
この視座がすごく重要です。 

それはなぜかというと
自分の視座だけで
物事を捉えていると
目の前に大きな壁がドーンと
落ちてきたときに

自分の視座からしか考えられないので、
「あっダメだ。自分にはできない」と
諦めてしまうかもしれません。

でも
視座をたくさん持ってたら
「いや待てよ」と
「自分の視座から見たらこうだけど」

「こっちから見たらどうかな…?」
「あっ、抜け道がある!」

「この角度から見たらどうかな…?」
「あっ、こんなところに階段がある!」みたいなことで、

やはり、
自分以外の視座で物事を捉えられると
やれる打ち手が増えてくるし、
発想も広がっていきます。

だから
視座をたくさん持って複眼的に見る。 

物事を
いろんな角度から見て、
いろんな角度で
捉えていくことが重要です。

次回も
仕事をしていく上でも
成長実感を感じる上でも

重要な
物の見方、捉え方、考え方の
具体的な内容について
お伝えしたいと思います。
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