「企業文化と企業風土」

企業文化と企業風土
濵桜コンサルティングの濵野芳裕です。
 
このブログでは、
濵桜企業文化研究所として
各担当が実体験も交えて様々な角度から
「企業文化」についてお話しています。
 
今日は、
「企業文化と企業風土」について
のお話です。
 
「企業文化」に似た言葉に、
「企業風土」という言葉があります。
 
企業文化と企業風土は、両方とも
会社の環境とチームメンバー個々の
行動に影響を与える要素ですが、
少し違いがあります。
 
文化は英語で「culture」、
「耕し育てる」意味を持っています。
(意図的におこなうもの)
 
一方、
風土は“風と土”という言葉からなり、
英語では「climate」、「気候」を指します。
(偶発的に形成されるもの)
 
上記内容を踏まえて、
 
企業文化は、
意図的なので、
その会社における
理念や哲学のような価値観、
習慣、行動のパターン、
経営スタイルなどを含みます。
 
また、
企業文化は、
チームメンバーの働き方、
コミュニケーションのスタイル、
そして会社の目標達成方法に
大きな影響を与えます。
 
一方、
企業風土は
偶発的に形成されるものであり、
中核となる理念や哲学のような要素は
必要ありません。
 
また、
企業風土は、
会社ごとに固有の「当たり前」の
ルールや習慣のことです。
 
これらのルールや習慣は、
その会社の中では自然に形成され、
定着しています。
 
シンプルにいうと、
企業風土は「会社の空気」とも言えます。
 
実際、
文化と風土は明確に
区別できるものではありません。
 
組織の中には、
これらが混ざり合って存在しています。
 
その為、
「成長文化」の構築においては、
「企業文化」を整え、醸成することから始め、
 
それが、
「企業風土」をポジティブな変化に
導いていきます。
 
前述したように、
「企業文化と企業風土」は、
組織における行動や意識、
そしてその背後にある価値観の形成に
大きく関わっています。
 
そして、これらはリーダーシップや
マネジメントのスタイル、
人材育成の方法と密接にリンクしています。
 
これからの時代、
チームメンバーが成長し、
組織の成果を向上させるうえでの
基盤となるのが、
企業文化の醸成です(成長文化の構築)。
 
企業文化の醸成をするには
経営者やマネジメント層が率先して
意識的に取り組むことが重要です。
 
その具体的な取り組みについては
今後、お伝えしていきます。
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